シャドウセルフ

ここ１０日間、気づいたらかなり「シャドウセルフ瞑想」をお手伝いしていました。
何？って、思うでしょう。
カルナレイキ（臼井式を第三段階まで終了した方のみが受けることができます）というちょっとスペシャルなレイキを学んだ後に、体験することができる瞑想です。
シャドウセルフというのは潜在意識の中にいる影の自分です。
生活の中でするネガティブな経験を作る正体とも言えます。
トラウマというのは、基本的に自覚していますから、これとは少し違います。
シャドウセルフは大体の場合は、存在の認識がありません。

現世の自分も出てくることがありますが、大体の方は過去生の自分です。
ゆえに、性別が違っていたり、外国人であったり、そもそも人でなかったりと千差万別。
瞑想中に登場してもらって、対話をします。
本当にいろいろなメッセージを含んだ素晴らしい対話をする方も居れば、過去の再体験のような思いを味わうこともあります。
そして、少数ですが、まだこの影を受け入れる準備ができていない人の場合は、そもそも誰も出て来ないか、出てきても会話が成り立ちません。

傍で瞑想に導きながら、お話を聞いていると、人の人生って本当にいくつもあるんだな～と思えたり、現世の姿が出てくると、それすらシャドウセルフにしてしまったその人の自己防衛本能の凄さに驚かされます（私も現世が出てきた一人ですが）。

人は耐えがたい傷を心に負った時、それを忘却するという能力を発揮することがあります。
覚えていると、とても生きずらく、苦しいからです。
これが、新たなシャドウセルフという存在を生み出してしまうことになるわけです。

本当はそうなる前に、どうにかする方が賢明です。
悲しい時は、その悲しみが十分に癒えるまで悲しむ。
無理に前を向く必要はありません。
ちゃんとその時、その時で消化していけば、シャドウセルフもトラウマも持つことはないでしょう。
でも、それが難しいのですけどね。